美容皮膚科の選び方

2026年2月
  • 後遺症外来医が語る!美容医療の失敗を避けるための心構え

    知識

    美容医療後遺症外来で多くの患者さんを診てきた経験から、私が強く感じるのは、美容医療を受ける前に知っておくべき「心構え」が非常に重要だということです。なぜなら、後遺症の多くは、事前の情報不足や過度な期待、そしてリスクに対する認識の甘さから生じているケースが多いからです。まず、最も大切なのは「安易な気持ちで美容医療を受けない」ということです。美容医療は、決して魔法ではありません。どんな施術にも、メリットとデメリット、そしてリスクが存在します。特に、SNSなどで見かける「簡単に美しくなれる」といった謳い文句に惑わされず、冷静に判断する目を持つことが必要です。もし少しでも不安を感じるならば、施術を受ける前に立ち止まって考える勇気を持ちましょう。次に、「十分な情報収集と医師選び」が不可欠です。施術を受けるクリニックや医師を選ぶ際には、インターネットの情報だけでなく、実際にクリニックを訪問し、カウンセリングを受けることが重要です。その際、医師の専門性、経験、実績はもちろんのこと、カウンセリングの丁寧さや説明の分かりやすさも確認しましょう。質問に対して曖昧な答えしか返ってこなかったり、リスクについて触れようとしなかったりする医師は避けるべきです。また、ご自身の希望を伝えるだけでなく、医師からの客観的な意見や、その施術が本当に自分に合っているのかどうかの診断を仰ぐことも大切です。そして、「施術内容とリスクを正確に理解する」ことです。美容医療は多種多様であり、それぞれに異なるリスクが伴います。例えば、注入系治療であればアレルギー反応や血管閉塞のリスク、レーザー治療であれば熱傷や色素沈着のリスク、外科手術であれば感染症や左右差、瘢痕形成のリスクなどが考えられます。医師から説明されるリスクを他人事と捉えず、ご自身に起こりうる可能性として真剣に受け止め、疑問点は納得いくまで質問しましょう。リスクを理解した上で、それでも施術を受けたいと思えるかどうかを自問自答することが重要です。