さて、問診は患者さんから前もって、容体を聞いてその後の治療の判断の重要な材料となるものですから、「聴く」という行為にもそのスキルを求められるという事をあなたは意識した事がありますか?
「どうされましたか?」「仕事中に腰を捻って、痛いんです」「はい、わかりました」
問診の始まりはこのような会話で始まりますね。さて今日はこの問診について、4つの型があり、この型のどれを実践すれば集客アップに繋がるか?という話です。
今回、お伝えする内容を自分の身に置き換えて探ってみれば、大変役に立つと思います。
・自己中心型
これは意識があなた自身の中に向いていて、患者さんの話は上の空の状態です。
「仕事中に腰を捻って、痛いんです」 “・・・これは、横になって、電気マッサージ、そのあと、湿布・・・”ってな具合で、自分の考えばかりで意識がいっぱいの状態です。これは患者さんにとっては、“ちょっとー、先生、聴いてるー?”というような感じですね。
・一点集中型
「仕事中に腰を捻って、痛いんです」「それは、大変でしたね」と、患者さんとしっかり向き合っている感じですね。患者さんの話にもちゃんと受け答えをしています。これなら患者さんにとっても、“ちゃんと先生に聴いてもらっている”という感じがします。
・全方向型
患者さんの言葉だけでなく、姿勢や表情、声の調子などまでも含めて、患者さんとのコミュニケーションをとっている状態です。
「仕事中に腰を捻って、痛いんです」「そのようですね、顔も体も辛そうですね、我慢出来ますか?」 患者さんからすれば、“辛さがわかってもらっている” という感じです。
・探索型
「仕事中に腰を捻って、痛いんです」その気持ちに寄り添いながら、「そうですね、他の所、ここはどうですか?」と、患者さんの気持ちになって、一緒に探す感じです。患者さんにすれば、“受け入れを超えて、同調してもらった” という感じになります。
いかがでしたか、
今回は「問診の仕方4つの型」についてのご紹介でした。
この4つの問診の仕方でベストは探索型ですよね。
ぜひ、参考にしてみてください。